「木、土曜日はイノマネの日、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科の授業とゼミの日」

イノマネ6階フロアには、通称「金魚鉢」と呼ばれるガラスパーテーションで仕切られた
大きなテーブルを8個程度の椅子で囲み、その外回りを教授たちの研究室で囲まれた
ミーティングブースが 複数個所用意されています。
いかにもビジネススクール然として素敵な環境です。

大きめのモニターが用意されて各自ケーブルで事務局から貸し出された
ノートPCを繋いで自身の研究内容をプレゼンします。
各自研究テーマの内容について深めて更新したものを毎回持ち寄ります。

それについて、指導教授のご指導、共に学ぶゼミ生仲間の意見などを聞き
ディスカッションしながら気づきやひらめきを得ながら研究を進めます。
とても刺激を受ける時間です。

私がご指導を受けているのは小川孔輔教授です。


「マクドナルド失敗の本質」「CSは女子力で決まる」超~分厚い教科書
「マーケティング入門」「しまむらとヤオコー」等々数多くの
マーケティング関連の著書や、この2月には「メディアの循環・伝えるメカニズム」
生産性出版刊を日本テレビの(これって日テレ!)のキャッチコピーの作者でもある、
岩崎達也教授と出版なさいました。

 

 

その著書では、マスメディア、ソーシャルメディアの連携に、まとめサイト、
ランキングといった「キュレーションメディア」があり、
急速な情報の集約と拡散現象が起きているとしています。
これからのメディアを見ていく中でとても興味深いものでした。

ハードカバーなので一見とっつきにくい印象ですが、内容はリズミカル、
今がとても理解でき近未来が予見できて、あっという間に読めますのでとてもお勧めです。
是非読んでみてください。

小川合同ゼミの凄いところは、3名の教授たちが集まって指導していただけることです。
「挫折のススメ」の平石郁生教授、ベンチャー起業家です。
シリコンバレーやサンフランシスコ、アメリカ各地と日本を
行ったり来たりしながらのご指導は貴重な時間を割いて行われるだけに
本当に、隙が無く緊張感が走ります。

旅館の女将研究の大久保あかね教授は私があこがれて止まない奈良女子大学のご出身。
本年度より常葉大学から日本大学へ転籍なさったと伺いました。

授業は常葉大学で引き続きなさるとの事です。他学での教鞭を取りながらゼミ指導です。
3名の素晴らしい教授方の前でのプレゼンはとても緊張します。
しかしその緊張以上の有意義な学びを得ることが出来ます。

教授たちがそれぞれのご意見を深く掘り下げてご指導くださいます。
素晴らしい学習、研究の姿です。

又、更に凄いのは先生方が直接会話されなくてもそのテーマ、事例について
それぞれの他の先生のご意見を類推なさって理解し議論されることです。
見事にそれぞれ3名の先生方の考え方、価値観などを十二分に理解し合って共有されていることを感じます。
「知の鉄人」。そんなことを感じながらご指導を頂けるので本当に充実のひと時です。
夜も深まって21時を回りました。次回までの宿題の確認をして終了しました。

その後、おなかがペコペコでイノマネ校舎の近くのお蕎麦屋さんに
小川先生、平石先生もご一緒して学生5名の計7名で出かけ
より深いお話で盛り上げりました。

とてもおいしい柔らか目の十割そば、日本各地の美味しい日本酒、
気の利いた作り込み過ぎない美味しいお料理のお店です。
この場所はカフェやパスタやさん等々いろんな飲食店が看板を変えてきましたが、
このお蕎麦屋さんはおいしいから2年以上長持ちしています。

是非長く続けてほしいですね。
とても楽しい知的好奇心が満たされる、贅沢な時間です。

ありがとうございました。末永くご指導をよろしくお願いしたします。