「造り手の誠意とは、誇りを持って全身全霊で向き合う事」

先週、日大法学部で一昨年までの4年間大変お世話になり私に民法の知識を授けて下さった、民法の権威、元検事でいらした日大山川名誉教授と、日大医学部名誉教授でDNA鑑定の大御所でいらっしゃり、「足利事件」や「袴田事件」、「東電OL殺人事件」等の冤罪事件の解明に大きく貢献され無罪や再審をもたらせたDNAけんきゆ法医学の授業を楽しく2年間聴講した、押田茂實日大名誉教授との会食の機会を設ける事が叶い、神楽坂で楽しく美味しいお蕎麦の会を持ちました。
左奥が山川日大法学部名誉教授、右手前が押田日大医学部名誉教授
押田教授はご夫妻で東北大学医学部のご出身で先生は法医学者、奥様は整形外科医でいらっしやいます。
現在東北大学で一番大きなサークルの手品部の創立者でいらっしゃいます。
また、大学病院の職員の為の保育施設を設立なさったそうです。行動力の塊の様な素晴らしい先生です。
奥様は、お嬢様が習い始めたクラシックバレーを一緒にお稽古しご自身が素敵なバレリーナて現在も舞われていらっしゃいます。
押田教授は、第1回目の法医学の講義では、必ず手品を披露してくださいます。
法医学の講義は一般人が普段目にする事の無い貴重な写真やビデオ、資料が惜しげも無く公開されます。
その為講義中に気を失ってしまう学生がたまにいたりします。
好奇心旺盛な私は1年間で単位を頂きながら2年間楽しく聴講しました。それを機会にとても親しくさせて頂くようになりました。
神楽坂の弁天様の向かえの九頭龍そば離れと言う地下のお店へ出かけました。とても凝っていて素敵なお店作り、北陸の美味しいお酒を沢山揃えてありました。
押田教授のお話では、北陸の造り酒屋の人たちの心意気が素晴らしく絶対妥協しないプライドを持って丹精込めてお酒を造っていて、正に日本一の酒どころであるとおっしゃいます。
ある所で聞いた話では、某有名な県のブランド日本酒などは原材料の産地のお米の生産量よりも清酒の出荷量が多いそうです。まさか?耳を疑い、とてもショツクでした。
ものつくりは正直で真剣でない事には行き詰まります。
私たちも食を預かるものとして、誇り高い志をもって挑まねば成らないと心に留めて日々努力を惜しみません。
九頭竜そばさんのお料理はハズレなし!
 
お料理の一部です。
先ら付けから仕上げの冷たい辛味そばまで、美味しい事と言ったら!素晴らしいものでした。
神楽坂だけに限定して出店されていて3件目の洋食屋さんもオープンしたと伺いました。是非そちらへも行ってみたいと思いました。