大好物=上田さんのお寿司

「サービス業に必要なものは、お客様のニーズにこたえる「愛」と、奉仕だ。」

昨日1か月ぶりに新橋のお寿司屋さんに行きました。
久しぶりの上田さんの握るお寿司は本当に至福の美味しさで、このところの緊張や過労を慰めてくれます。
それを伝えると、彼は「職人の仕事はどうやってお客さんに喜んでもらえるか、思ってることを察してサービス出来るか、要は愛情よ!愛情をいかに込められるか!」と、元気いっぱい半年前に階段から落ちて瀕死の重傷を負いながら、再手術でつい1週間前に抜いた金属の長ーいビス数本を見せながら「まったく痛くない完ぺきな手術だった!100%回復!」と宣言し、楽しそうにこともなげに寿司を握り続けます。

閉店時間を過ぎそうだったので電話をして食べられるか確認して行くと、大好物のアワビを〆て「来るっていうからさー〆て待ってたよ!」と、いちばん美味しい「へそ」のところを出してくれました。
今まで食べたどんなものより、美味しい生き〆めアワビ(2カン210円)でした。
あまり美味しくて頭の中が溶けてしまいそうな感動です。

以前ベルリンフィルのクラリネットソロと弦楽四重奏団のライブコンサートを聴いた時に感じた感動と似ていました。
いいもの、人並み以上に努力して身につけた技、真心こめて愛情込めて作り上げた作品は、同じバイブレイションを持っていて、人の心を大きく揺らし感動的であると強く感銘した遅い夕食でした。
日曜日以外は朝の9時から夜の11時半まで一時も手を抜かない63歳の生粋のすし職人上田さんには、本当に多くのことを教えられます。
私たちも負けずに多くのことを学び実践したいですね。

上田さんいつも素晴らしいお寿司を握って、癒してくれてありがとう!感謝します!!

また元気にがんばれます!!!